詳細
番号 | db-00159 |
タイトル | 黄八丈 |
タイトル読み | キハチジョウ |
シリーズ |
日本文化シリーズ(年輪の秘密) |
シリーズタイ |
ニホンブンカシリーズ(ネンリンノヒミツ) |
時間 | 17分 |
色 | 白黒 |
種別 | 16㎜フィルム |
製作年 | 1960年 |
制作会社 | 岩波映画製作所 |
配給会社 | |
監督・演出 | 長野重一 |
企画 | 岩波映画製作所 |
脚本 | 羽仁進/犬伏英之/吉原順平 |
制作(プロ |
小口禎三 |
キーワード | 年輪の秘密, 無形文化財, 染織, 黄八丈 |
作品補足情報 | 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財(1957年選択) <文化遺産データベース> https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/209190 |
シノプシス | 八丈島特産の黄八丈。その命である美しい染色の技術を守り伝える貴重な一人、染め50年に及ぶ、山下めゆさんの、染めの仕事ぶりをみつめる。 |
映像内容 | 八丈島・流人の墓・黄八丈は、米の取れない八丈島が租税の代わりに幕府へ納めた絹織物・樺色の染料になるイヌグス(島の人はマダミと言う)の皮を剥ぐ男性・島に残るただ1人の伝統的な染めの技術を身につけた人、山下めゆさん63歳・毎日必要な量だけ、マダミを煎じる様子・椎木の皮(黒い色の染料)を煎じる様子(2、3年枯らしたもの)・八丈刈安(ハチジョウカリヤス)、黄色の原料を煎じる様子・朝から煎じ続けて、夕方に染料(島の人はフシと言う)が出来上がる・絹糸にフシをかけて、色付けするところ・樺色の場合は、つけては干しつけては干しを、20回。晴天二十日といわれる・フシをかけた糸に重石をのせ、一晩寝かせるところ・早朝、天気を見るめゆさん・前の晩にフシづけ下糸を絞って干す様子・糸干し場で糸を叩くめゆさんと娘の八百子(ヤオコ)さん・新しい糸はフシの染み込みが悪いため、一かせずつ丁寧にフシづけして、すぐに絞って棹にかける様子・晴れていたら、外に出して乾燥する様子・糸の匂いで染め具合をみるめゆさん・にわか雨で、天日干ししている糸を、屋内にしまうところ・沼に出かける島の人・椎木で染める黒い糸は、10回ほどフシづけが終わると、沼へ出かけて沼づけをする・水酸化鉄を含んだ真っ赤な水の下に、炭酸鉄を含んだ黒い泥が沈んでいる沼・真っ黒い泥を鍋で掬ってザルで濾し、オケに移して沼づけにかかる・椎木のタンニン酸と泥の炭酸鉄が化合して真っ黒なタンニン鉄になる・泥だらけになって沼づけする様子・糸を草の上に寝かせ2、3時間待つ間、村の人たちと休むめゆさん・糸を小川に運んで水洗い(フシづけしては沼づけを3度繰り返す)・灰焼(刈安で染めた糸を黄色く発色させるための灰汁を作る仕事)・燃やすのは椿の葉と榊の葉・真っ白に燃え尽くすまで2、3日、その間に雨に当たらないように灰館(ハイヤカタ)という小屋を作る・灰汁の味をみるめゆさん・刈安で染めた糸に、一かせずつ灰汁をつける様子・そして一晩置くと、目も覚めるような山吹色に変わる・めゆさんのインタビュー・めゆさんの祖父母の写真・孫の芙美子さん・くず繭から糸を紡ぐ様子・染め上がった糸の検査・染め上がった糸を織手に届ける娘の八百子さん・機織りの様子・めゆさんを中心に集まった島の女たち(車座になって民謡を歌っている)・太鼓囃子 |
地域 | 東京都, 八丈島 |
チラシ 別データベース |
日本語版チラシあり |
チラシ画像 |
https://kirokueiga-hozon.jp/chirashi/search/eigadata/view/E-HZC0548 |
公開動画 |
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ビデオ化・ |
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問合せ情報 |
問合せ先:一般社団法人記録映画保存センター 電話番号:03-3222-4249 URL:https://kirokueiga-hozon.jp |
備考 | <日本文化シリーズ> フジテレビの開局番組「年輪の秘密」として1959年4月9日~1960年3月8日まで放映。 その後「日本文化の源流」というシリーズ名でも販売される。 |